信州大学繊維学部
長野県小県郡長門町
創価大学工学部
1996 年 9 巻 3 号 p. 393-400
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アルミニウム(A1)に対するアカマツ樹の耐性機構を検討し,以下の知見を得た。(1)アカマツ樹はAlの集積植物には属さない。(2)アカマツ樹のA1含有量は,葉,栓皮および細根・菌糸において高かった。(3)アカマツ樹の樹体内に集積したAlは,葉の落葉,栓皮の剥離および細根・菌根の脱落などにより除去される。これらの知見から,多年生の先駆樹種であるアカマツ樹はA1体外排除機能をもつことが示唆された。
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