2010 年 35 巻 159 号 p. 27-34
第1報において提案した風量-静圧特性試験方法を端末換気口,多分岐継手,Y字継手に適用した結果を示すとともに,補助ダクト内の静圧勾配の再現性,ダクト圧力補正法と静圧分布法の整合性,従来の風量-静圧特性の補正方法に関して考察し,試験方法の妥当性を確認した.さらに,得られた風量-静圧特性を用いて,多分岐継手を含む換気システムの最大圧力損失及び風量配分の計算結果を実測値と比較した.計算結果は測定結果とよく一致し,静圧損失計算に基づく住宅用ダクト換気システム設計法の有効性を確認することができた.