空気調和・衛生工学会 論文集
Online ISSN : 2424-0486
Print ISSN : 0385-275X
ISSN-L : 0385-275X
空調用熱源システムの部分負荷運転制御法の開発と導入効果の検証
松下 直幹李 霽憲吉田 健一赤司 泰義住吉 大輔宮田 征門田中 誠藤村 昌弘
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 35 巻 164 号 p. 39-47

詳細
抄録

業務用建物で使用されるエネルギーの約半分は,空調設備の運転によるものとされる.一般に空調設備は最大負荷に基づいて設計されるため,部分負荷運転の割合が非常に高く,非効率な運転となっているケースが多くみられる.本論文では,空調設備方式の中でも,中規模以上のビルに採用されているセントラル空調方式の熱源システムを取り上げ,システム効率の改善によってエネルギー消費量削減を低コストで実現できる2つの制御法を提示する.そして,本制御法を実建物へ導入し,運転効率改善やエネルギー消費量の低減効果を明らかにした.

著者関連情報
© 2010 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top