空気調和・衛生工学会 論文集
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排気セントラル換気方式を採用した住宅寝室における排気経路に関する実験とCFD解析
近藤 靖史太田 恭兵小倉 久横田 賢祐早川 眞
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2015 年 40 巻 215 号 p. 11-18

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抄録

シックハウス対策として新築住宅に義務付けられた常時換気システムの一つである「排気セントラル換気方式」では、排気経路として扉のアンダーカットが多く採用されている。しかし人体から発生する汚染質や水蒸気などの排出を主な目的とする場合においては、室上部に排出経路を設けることが適切と考えられる。そこで、本研究では就寝時の住宅寝室を対象とし、排気経路を扉のアンダーカットとした場合と扉上部に設けた開口とした場合の換気性状を実験とCFD解析により比較・検討した。その結果、温熱環境には両者に大きな差は見られないが、空気環境は扉上部の開口を排気経路とした場合の方が良好となった。

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© 2015 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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