空気調和・衛生工学会 論文集
Online ISSN : 2424-0486
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技術論文
太陽光発電システムが設置された中規模事務所建物の防災拠点化に関する調査研究
第2報−実測調査に基づく非常時における電力自立性評価
米山 嘉貴西川 豊宏
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2016 年 41 巻 237 号 p. 31-37

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抄録

本研究は,岩手県宮古市に所在する中規模事務所建物における太陽光発電システムの省エネルギー性と災害時の電力自立性を評価するものである。前報では,電力使用量,太陽光発電量などの年間計測から電力削減効果を評価するとともに,電力使用特性を概観した。本報では,実測データに基づき電力使用量と外気温度の関係から非常時の電力使用を仮定し,地震発災後3日間(72時間)における電力自給率の試算から,防災拠点としての機能性を予測した。

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© 2016, The Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan
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