空気調和・衛生工学会 論文集
Online ISSN : 2424-0486
Print ISSN : 0385-275X
ISSN-L : 0385-275X
水中溶存悪臭物質の気中への発散を左右する要因に関する実験的検討 : 第3報-ヘッドスペース法を用いた測定方法の応用
岡田 誠之
著者情報
ジャーナル フリー

1982 年 7 巻 20 号 p. 29-38

詳細
抄録
前報までは,水中微量悪臭物質の測定法および発散を左右する要因について検討を行った.本報告では,"ヘッドスペース法"の応用について検討した.すなわち,都市下水処理施設の好気性生物処理工程における発散ガスの臭気成分とその含有量の変化の検討,水面から発生した悪臭物質の拡散についての拡散モデル式にこの測定値を導入する手法の検討,および水に起因する悪臭物質濃度と臭気感覚の関係の検討,の3点について論述した.
著者関連情報
© 1982 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top