空調熱負荷の期間積算値簡易推定法
1984 年 9 巻 26 号 p. 1-9
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1984 年 9 巻 26 号 p. 1-9
本報告は,事務所建築の期間積算熱負荷を簡便に推定する手法について述べている.著者らは,熱負荷を発生部位・成因別に分類した場合,各負荷要素に固有な特性があることに注目し,大型電算機による厳密計算値を基準として各負荷要素の期間積算値Q_iを推定し,それらを合計して全熱負荷を推定する手法を開発した.本研究では,基準スペースにおいてQ_iが単独で発生した場合を想定して,厳密計算プログラムによる計算を実行し,各負荷要素Q_iとその支配因子x_mとの関係を表す線図を作成し,負荷要素ごとに積算負荷推定に利用する方法を示した.モデル室を用いた計算例によると,本手法の推定精度は良好であった.
