主催: 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
ガス機器が設置された集合住宅の開放廊下に排ガスが滞留すると,給気口を通して汚染空気が住居内に流入する恐れがある。既往研究では浮力噴流の軌道計算式であるKoestel式に基づき開放廊下の開口部を通過する排ガスの断面を求め,開口部との位置関係から排ガスの滞留状況を予測する手法が提案されており,廊下幅2mの条件では実測との整合性は良好であった。本研究では廊下幅2m以外のケースでも同様の実験を行い,濃度評価の整合性を検証する。また,CFD解析による排ガスの滞留状況の再現を試み,解析結果に基づき予測法の改良を試みた。