空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
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平成25年度大会(長野)学術講演論文集 第9巻 エネルギー管理 編
セッションID: A-5
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ビル用マルチエアコンにおける実運転時の省エネルギー性に関するスタディー (第2報)連携制御の適用による運用改善検討
*杉崎 智子本郷 一郎岡田 覚野城 智也馬郡 文平藤井 逸人
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抄録

ビル用マルチエアコンの連携制御を提案し、実建物にて省エネ性と快適性の検討を行った。低負荷時に空調機の運転台数を減らし、機器の部分負荷率を高めて省エネ効率を向上し、月間積算で冷房9.3%(外気25〜32℃)、暖房15.6%(外気4〜13℃)の電力削減でき、通年9.5%の削減と試算された。室内機の千鳥配列化により、節電下での室内機間引き運転において温度ムラを生じず除湿量を確保できた。室内機の配置方法との組合せにより、省エネ性と快適性の両立を実現できた。

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© 2013 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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