主催: 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
コミッショニングプロセスを適用した大学施設新築棟に蓄熱最適化制御を開発・適用し、その実証結果をデータを以って検証した。本報では先ず蓄熱最適化制御の全体像と沿革を述べ、この最適化制御技術が近時十数年に亘って整備してきた蓄熱式空調システムの適正な設計のために技術基準体系の最終段階に位置づけられる実証の場であることを述べ、まさに熱源・空調システムの適正な設計・制御が計画通りの高効率の蓄熱システムを達成したことを蓄熱温度プロフィルの実測結果にて示し、最適化制御適用の前提を満たしたことを示した。