空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
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平成28年度大会(鹿児島)学術講演論文集 第1巻 給排水・衛生 編
セッションID: A-22
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温泉旅館の水光熱消費量とCO2排出量の実態 (第4報)浴場排湯利用ヒートポンプによるCO2削減例
*荒木 彦隆嶌田 成二小川 正晃
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抄録

第1報で示したように温泉旅館では、給湯、温泉加熱、浴場加熱に多くのエネルギーが使われている。一方、温泉旅館から排出される浴場排湯は、温度が35℃前後で一定であり、また使用する温泉量とほぼ同量が確保でき、ヒートポンプ熱源として有効な未利用エネルギーである。本報では、浴場排湯を熱源としてヒートポンプによって、温泉旅館の給湯、温泉、浴場を加熱し、化石燃料およびCO2排出量の削減に成功した事例について述べる。

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© 2016 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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