空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
Online ISSN : 2424-2179
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平成28年度大会(鹿児島)学術講演論文集 第6巻 温熱環境評価 編
セッションID: G-55
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睡眠段階を考慮した夏季の適切な寝室内温熱環境に関する研究
*秋山 雄一松崎 里穂瀧本 晃裕都築 和代田辺 新一
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抄録

本研究では温熱環境が睡眠に及ぼす影響を明らかにすることを目的として、睡眠段階を考慮するために脳波計を用いた自宅寝室における睡眠実測調査を行った。睡眠段階によって中途覚醒が発生しやすい温度は異なり、気流の乱れが睡眠に及ぼす影響は空気温度に依存していることが分かった。空気温度が低い場合には気流の乱れが睡眠を阻害する一方で、空気温度が高い場合に及ぼす影響は小さい。さらにプロビット回帰分析を行い、寝室内における夏季の適切な温熱環境範囲を提案した。

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© 2016 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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