21年分の名古屋市救急出動データを用い、浴室急病事故を中心に概況を示した。浴室急病事故は、性別、年齢、発生月日時、外気温、人口、住居消費者物価指数の影響を強く受けていた。その死亡リスクは、女性は男性の1.6倍、生産年齢層は14歳以下の約9.5-9.7倍、前期高齢者は約19倍、後期高齢者は27.6倍、1-3月は9月の約1.5-1.6倍、祝休日は平日の1.1倍、時間帯では夕方16時から徐々にリスク比が上昇し、4-5時に最大となる。一般住宅は共同住宅の1.2倍、住居消費者物価指数1低下で1.1倍高まる。