世界基準で設計された研究施設におけるエネルギーと水の使用実態調査　その2　2016年度の実測結果

抄録

沖縄に建つ世界基準の教育研究施設のエネルギーと水の使用を、2016年度実測値を基に分析した。第1研究棟から、順次、運用実態を踏まえながら省エネ化を図ったため、第3研究棟では年間一次エネルギー量が床面積1m2あたり2,924MJ、削減量は、熱回収ロータ同541MJ減、高熱回収コイル同188MJ減、速VAV 同78MJ減、在室制御290MJ減であった。研究用途別に年間一次エネルギー量、ピーク電力量・冷熱量・温熱量を示した。また、全排水を再利用しており2016年度の再利用率は85％であった。