空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
Online ISSN : 2424-2179
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平成30年度大会(名古屋)学術講演論文集 第4巻 通風・換気 編
セッションID: E-39
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歴史的市街地における建築高さと空地に着目した風環境の検証(その2) 風速風向測定と可視化による京都市都心部の風環境把握
*有働 菫近本 智行土井 脩史
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抄録

町家のある街区では空地の連担によって風通しを確保し、夏期の快適性が維持されてきた。京都市では都市計画法に基づく建築高さ規制が定められているが、それに伴う建て詰まりによる空地の減少、既存不適格建築物や建築高さの格差が風の流れを乱していることが予想される。本報では、風洞実験を通して風環境の改善に有効な建築高さと空地の関係を検討する。適切な空地の連担のあり方や高層建築の影響を緩和する都市形状を模索することで都市全体の環境改善を目指す。

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© 2018 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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