空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
Online ISSN : 2424-2179
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令和元年度大会(札幌)学術講演論文集 第10巻 都市・環境 編
セッションID: B-36
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集合住宅における快適・健康性と省エネ性の両立を目指したウェルネスZEHの研究 (第3報) 睡眠の質向上をもたらす冷暖房利用に関する介入調査
*浅倉 弘尭伊香賀 俊治田辺 新一秋元 孝之志波 徹藤本 祐子
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抄録

近年、睡眠の質の低下は社会的問題として認識されている。本研究では、冷暖房の積極利用が睡眠の質に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。大阪府大阪市の集合住宅に在住の男女22名を対象に、夏季と冬季に介入調査を実施した。その結果、夏季では対流式冷房の積極利用により、室温が低下し、睡眠の質の主観評価が改善した。冬季では放射式暖房の積極利用により、室温が上昇、及び湿度が低下し、介入後に暑さにより睡眠を阻害されたと感じた者において睡眠効率が低下した。

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© 2019 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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