空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
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令和元年度大会(札幌)学術講演論文集 第2巻 蓄熱・熱源システム 編
セッションID: C-48
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温暖地における地中熱ヒートポンプシステムの持続的運転手法に関する研究
*兵頭 恭介金田一 清香西名 大作
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抄録

本報では、LCEMツールを用いてGSHPを含む中央熱源システムのモデル検討を行った。地中熱交換器周りの境界を断熱境界にし、GSHPの稼働時間を昼間のみ稼働することを基本条件としてケーススタディを行った。その結果、冷却塔を積極的に使用することにより、高効率を維持しつつ地盤温度上昇を5年間で約0.3℃に抑制できた。また、1日の稼働時間を6時間に抑えることで、残りの時間を地盤蓄熱の回復に充てることができ、5年後の地盤温度上昇を約0.7℃に抑制することができた。

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© 2019 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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