空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
Online ISSN : 2424-2179
Print ISSN : 1880-3806
ISSN-L : 1880-3806
令和元年度大会(札幌)学術講演論文集 第2巻 蓄熱・熱源システム 編
セッションID: C-7
会議情報

潜熱蓄熱材の過冷却特性と過冷却度の低減 その3:過冷却特性の把握
*宮城 聡
著者情報
キーワード: 潜熱, PCM, 蓄熱, 凝固, 可視化
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

過冷却現象が顕著に現れるPCMでは,熱媒温度の設定によってはPCMの凝固が開始されず,冷却量が少なくなる可能性があるため,過冷却現象の詳細を把握することは重要である.そこで本研究では,PCMの凝固結晶成長の様子を可視化し、過冷却及びその解除現象の詳細を調べる実験を行った.その結果,凝固結晶生成の違いにより温度変化の傾向が異なることが分かり,さらに実験で使用したPCMは,繰り返し冷却・加熱を行っても凝固時の特性は大きく変化しないことが確認された.

著者関連情報
© 2019 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top