主催: 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
会議名: 令和2年度空気調和・衛生工学会大会(オンライン)
開催地: オンライン
開催日: 2020/09/09 - 2020/09/30
この論文では、需給連携制御のもとで、地域冷暖房システムの需要家建物に太陽熱利用システムを導入した場合の省エネルギー効果を、仮想モデルのシミュレーションにより検討した。その結果、熱源機器を停止できる時間が生じ、暖房・給湯負荷のみを考えると、地域冷暖房プラントの熱源機器は11.9%、各需要家熱源機器は合計で86.2%、そして地域全体で41.8%、年間のエネルギー消費量を削減できる可能性があると示された。今後は最適化や日射量の変動への対応を検討する必要がある。