自然室温による戸建住宅の評価に関する研究　第2報 6都市における木造住宅の検討

抄録

近年、高性能ガラスの出現とともに住宅の高断熱化が容易になりつつある。よって暖房がほとんど不要な住宅を実現できる増える一方で、高断熱化による夏期の室内の暑熱化が考えられ、暑熱化防止策の重要度が増すと考えられる。高断熱化と暑熱対策が進むと、自然室温に近い状態で増える可能性がある。本研究では住宅の熱性能を自然室温で評価する方法を採用し、極力暖冷房に頼らず、快適な室内環境を得る断熱仕様と暑熱対策の組み合わせを明らかにしようとした。