空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
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令和4年度大会(神戸)学術講演論文集 第5巻 熱負荷・外皮性能・シミュレーション 編
セッションID: D-43
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集合住宅のゼロエネルギー化に向けたエネルギー消費量の削減検討 部位毎の断熱性能および主開口方位が暖冷房負荷と室温に与える影響
*篠原 幸佑高瀬 幸造
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抄録

本研究では、部位別の熱性能の検討と主開口方位後の日射熱取得率、バルコニーの有無の検討を行い、暖冷房負荷と、非空調室の室温への影響について分析を行った。対象物件における部材別の熱性能の検討では熱橋、外壁、開口部、界床の順に暖冷房負荷へ影響した。主開口を南とした検討では、日射熱取得率の向上またはバルコニーをなくすことで暖冷房負荷を削減できた。また、非空調室の最低室温の上昇、安定は開口部仕様による影響に加えて、非空調室を空調室でなるべく多く囲むことが効果的である。

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© 2022 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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