空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
Online ISSN : 2424-2179
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令和5年度大会(福井)学術講演論文集 第3巻 空調システム 編
セッションID: J-54
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卓上熱上昇気流を用いた感染予防対策に関する研究 (その2)置換換気室における会話時の呼気及び飛沫核の移流・拡散性状
*難波 和佳子山中 俊夫小林 知広崔 ナレ盛 紹宇
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抄録

飛沫感染対策として、テーブルの中央に熱上昇気流を設置することで、飛沫や飛沫核の拡散を遮断することを検討した。本研究では、CFD解析で呼気と飛沫を想定した。その結果、会話時(呼気速度2m/s)には、熱プルームによって液滴や呼気流の拡散が遮断される可能性があることがわかった。また、熱上昇気流により汚染物質は室上層部に移動しより速く排出されるため、部屋の換気を強化できると考えられる。さらに、直径0.1μmと1μmの粒子の分布を比較すると、呼気と同じような挙動を示すことばわかった。

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© 2023 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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