第五世代地域冷暖房システムの省エネ性能評価　シミュレーションによる導入効果の初期検討

抄録

日本における第5世代地域冷暖房システムの導入可能性の第一段階として、熱回収によるプラント処理熱量の削減率と、熱源水の供給順序や配管内水温の違いによる電力消費量の差を明らかにした。供給順序による電力消費量の差は小さいが、中間期の熱処理量の削減率は大きく、水温の調整により各棟の電力消費量を削減できることが明らかになった。