人間環境学研究
Online ISSN : 1883-7611
Print ISSN : 1348-5253
ISSN-L : 1348-5253
外国人留学生の場所への愛着分布のモデリング
アンケートと認知地図を使った空間統計分析
リドワン フィータ ファジェリアニ松村 暢彦
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2020 年 18 巻 2 号 p. 127-136

詳細
抄録

外国人留学生は、日本において新しい生活を快適に過ごすためには、新しい場所や周辺の人々との絆を築く必要がある。場所の愛着は人々が重要な場所と持つ絆であり、外国人にとって特に重要である。 本研究では、留学生の場所への愛着を分析するために、メンタルマップとアンケートを使った新しい調査方法を開発し、最小二乗法による空間統計を使ってモデル化した。ケーススタディとして愛媛大学の留学生65名を対象にした。その結果、日本語能力、日本での食生活の満足度、日本の生活スタイルとの相性、生活スタイルの変化度が、留学生の新しい場所への愛着を育む役割を果たしていることが明らかになった。

著者関連情報
© 2020 人間環境学研究会

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top