色材協会誌
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解説
赤外外部反射法によるGibbs単分子膜の評価
河合 武司
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2010 年 83 巻 12 号 p. 505-510

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抄録

両親媒性化合物の界面への吸着挙動は界面科学の重要な課題の一つである。両親媒性化合物の単分子膜はさまざまな表面・界面で形成されるが,気水界面の単分子膜は最も基本的な界面の一つである。気水界面の単分子膜には展開単分子膜と吸着単分子膜がある。ここでは,赤外外部反射法が後者の単分子膜の状態・組成などを調べる有力な方法であることを,具体的な研究例を通して紹介する。

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© 2010 一般社団法人 色材協会
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