色材協会誌
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酸化鉄粒子の大きさと顔料適性
金広 忠雄長江 明阿度 和明信岡 聰一郎
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1965 年 38 巻 9 号 p. 389-394

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抄録

水酸化鉄 (III) を加圧水熱処理する際, 母液のpH, 処理温度, 処理時間等を変化させることにより30mμ-10μのいろいろの平均粒子径をもつ立方状Hematiteが得られた 。これらの大きさの違った酸化鉄について, 粒子の大きさと隠ペイ力, 着色力との関係を検討した結果, 隠ペイ力, 着色力とも粒子径300mμ付近で最大値を示した。隠ペイ力はKubelka-Munk の式 (K-M式) を利用して計算した。そして着色力の大きさは白顔料との混合色と原色との色差で判定した。

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