色材協会誌
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ポリマー粒子を用いた感熱記録
武藤 泰志三村 升平桜井 冨士夫
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1992 年 65 巻 3 号 p. 182-185

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抄録

シード乳化重合法により作製したアクリルースチレン系コア/シェル粒子を用いた熱による画像形成法を開発した。
コア/シェル粒子のシェル層の量, ガラス転移温度, 分子量というパラメータを変化させたコア/シェル粒子を用いて印字層を形成し, 印字層の下地の隠蔽性 (白色度), 印字後の画像形成性 (黒色度) より最適パラメータを検討した。
シェル層の量が少ないほど白色度が向上したが印字後の黒色度は低下した。シェル層のガラス転移点が高いほど白色度は向上したが印字後の黒色度は低下した。シェル層の分子量を変化させても白色度, 印字後の黒色度については大きな変化がたかった。

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