山梨大学大学院医学工学総合研究部耳鼻咽喉科・頭頸部外科
2013 年 34 巻 3 号 p. 331-336
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小児アレルギー性鼻炎の有病率が上がっている。ダニのみならず花粉症も増えている。さらに口腔アレルギー症候群の合併も認められる。小児では水っぱなと鼻詰まりが辛い症状で,学業や睡眠などへの影響もある。治療法としては薬物療法と免疫療法が中心となる。薬物療法では抗炎症効果に優れた鼻噴霧用ステロイド薬が有用である。また,アレルゲン免疫療法では皮下法が現在行われているが,今後舌下免疫療法など副反応が軽度で手軽にできる治療法が普及していくことが望まれる。
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