抄録
高齢化者会が進んだ現代において、人々が健康で長生きするためには、生活習慣病の予防や生活習慣病罹患者の減少が、社会的な大きな課題である。栄養士は人々の健康の保持増進、疾病の治療などを食の面からサポートする重要な職務を担っている。特に、近年、幼い頃からの食育教育や生活習慣病に罹患する前の一時予防のための栄養教育に力が入れられている。そこで、本研究では、栄養士養成課程において、免許必修科目である栄養教育論実習の授業の一環として行った学内インターン実習の栄養士職業実践教育の取り組みについて報告したい。また、児童教育学科の学生を栄養指導者対象者として選定し、将来、子ども達の食育教育担当者として、食育の重要性を認織する動機けになることを目的とする学科間を越えた交流授業の取り組みであることも併せて報告したい。