抄録
本論文は、夙川学院短期大学における子育て支援ルーム「しゅくたん広場」開室から約1年半の取り組みについて報告するものである。これまでの実践から、西宮市地子f育てセンター事業の一環として開室した本学の広場は、主に2歳までの子どもとその親が安心できる居場所として、地域に根づいていることがわかった。その活動に関して、親の育ちを支える試みとし、まず月1~2回、様々な分野から講師を招き講座を開催していること、次に学内施設の利用者への開放と問題点にっいて報告した。また、次世代を担う学生の学びとしての試みについては、ボランティア学生の活動や実習前指導の場として広場を活用している例から、日常では乳児と触れ合う機会の少ない学生が広場での体験を通して成長する様チが捉えられた。以上の利用状況を踏まえ、地城と大学においてしゅくたん広場が存在する意味が示唆された。個々の親子や家族のあり方を大切にした、本学における広場の活動の重要性を検討することが今後の踝題となった。ここでは本学での事例報告を行うことで、地域に根ざした大学における子育て支援の今後の実践と研究について検討するための基礎的資料としたい。