室内環境学会誌
Online ISSN : 2186-4314
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空調設備を利用した室内空気中化学物質の低減に関する実態調査
北村 裕一大谷 雅弘岡田 真人大村 正美門名 嘉則
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2005 年 8 巻 1 号 p. 41-46

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抄録
浜松市内の改築あるいは新築された公共施設3施設において, 竣工後12日間にわたり, 空調設備を利用して, 簡易的な間欠式ベイクアウト法を実施し, 室内空気中化学物質の低減効果について調査した。調査期間中に, 測定項目7物質(アルデヒド類2物質, VOCs 5物質)のうち, アセトアルデヒドが3施設全てで, トルエンが新築の1施設で室内濃度指針値を超えたが, 本ベイクアウト法により室内濃度指針値以下に低減化させることができた。アセトアルデヒドの削減率は, 66.2~71.6%, トルエンが77.8~91.0%と高い削減率であった。今回実施した間欠式ベイクアウト法は, 新築又は改築施設における低減化策として, 職員の勤務時間帯に合わせて職員が容易に対応できる実用的な方法であると確認できた。
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