抄録
(概要)自動走行システムの基盤となる高度な地図情報や地図上にマッピングされる自動車,人,インフラ設備等の情報は,主に外部ネットワークから取得され,車両制御に活用する目的で,車両の制御系/情報系の機器に送られるが,このような状況は従来の自動車にはなかったサイバーセキュリティ問題を引き起こす要因にもなっている.また,UNECE WP29 におけるUNR155/R156 の合意に伴って,法規の観点からもサイバー攻撃への対策が必要となっている.このような問題を解決するために,本研究調査では,出荷後における新たなサイバー攻撃への対策技術として,侵入検知システム(IDS)に着目し,IDS 導入時における評価・テストのベースラインとなるIDS 評価ガイドラインを策定する.また,実際にインシデントが発生した際の初動対応を支援するための仕組みづくりとして,コネクテッドカーの脅威情報の収集・蓄積方法の検討およびハニーポット等による収集実験を実施する.本研究調査は,2022年度までの計画となっており,本年度は,基礎調査や検討を中心に行い,活動成果としてまとめた.