土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Online ISSN : 2185-4653
ISSN-L : 2185-4653
和文論文
デッキ進展き裂を有する鋼床版に対するSFRC舗装のき裂進展抑制効果
村越 潤森 猛幅 三四郎小野 秀一佐藤 歩高橋 実
著者情報
ジャーナル フリー

2019 年 75 巻 2 号 p. 194-205

詳細
抄録

 既設鋼床版のデッキプレートとUリブとの溶接ルート部から,デッキプレート内に進展するき裂(デッキ進展き裂)の主たる原因は,比較的薄いデッキプレートの輪荷重載荷時の面外曲げであるとされており,疲労耐久性向上策として鋼繊維補強コンクリート(SFRC)舗装による補強工法が既に多くの既設鋼床版橋に適用されている.一方,き裂が内在する場合のSFRC舗装の効果については実験例が少なく,き裂の進展抑制効果は必ずしも明らかにされているわけではない.本研究では,横リブ交差部を模擬した鋼床版試験体に様々な深さのデッキ進展き裂を導入した後に,SFRC舗装を施工して疲労試験を行うとともに,FEM解析によってき裂先端の応力拡大係数の評価を行い,SFRC舗装によるき裂の進展抑制効果を明らかにした.

著者関連情報
© 2019 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top