Skin Cancer
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一般演題
ニボルマブ+イピリムマブ併用療法が著効した鼻腔悪性黒色腫の1例
大溝 郁也早川 数馬石黒 暁寛前 賢一郎深浦 彰子吉田 薫子入澤 亮吉原田 和俊
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2025 年 40 巻 3 号 p. 172-178

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抄録

58歳,男性。5ヵ月前からの鼻出血と右鼻腔腫瘤のため当科紹介となった。画像検査にて原発巣は上顎洞を占拠し,眼窩に浸潤していた。さらに両側リンパ節転移,多発骨転移を認め,ステージⅣの悪性黒色腫の診断となった。初診3週間後よりニボルマブ+イピリムマブ併用療法を開始した。治療開始1ヵ月後に原発巣,転移巣は縮小傾向となった。治療開始5ヵ月後に劇症Ⅰ型糖尿病による糖尿病性ケトアシドーシスを発症しインスリン加療を要した。irAE発症20日後にニボルマブの投与を再開した。その後の画像検査にてすべての病変が消失した。頭頸部の粘膜悪性黒色腫は非常に稀で,全メラノーマの1%未満の発症率であり,約70%が鼻腔・副鼻腔に発生する。粘膜悪性黒色腫はICIの有効性が低くBRAF変異の陽性率も低い。また,Ⅰ型糖尿病のirAEは2%程度と報告されている。irAEを発症した症例では,ICIの有効性が高くなることが報告されている。

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© 2025 日本皮膚悪性腫瘍学会
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