Skin Cancer
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腫瘍切除後の下口唇一次再建の経験
佐野 豊佐藤 貴美子佐久間 英夫佐伯 英明菅原 光雄
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1987 年 2 巻 p. 178-181

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抄録
下口唇は悪性腫瘍が発生しやすい部位であるため, 手術対象とされることが多い。しかし口唇はきわめて重要な機能を有しているため, 腫瘍の十分な切除に困難を感じる場合もある。
本術式を用いれば, 4cm前後にわたる下口唇欠損も修復が容易となる。また口輪筋の連続性が保たれるために, 術後の口唇機能も外観も良好である。本法の術の細部,その適応, 利点, 欠点について述べ, あわせて2の臨床例について報告した。
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© 日本皮膚悪性腫瘍学会
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