信州大学皮膚科学教室
1992 年 7 巻 1 号 p. 12-22
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悪性黒色腫の前駆病変としては, 色素細胞母斑が重視されており, 良性の母斑が dysplastic nevusなどの境界病変を経て悪性黒色腫へ進展すると考えられている。これに対し, 悪性黒色腫がde novoに, すなわち良性の母斑類とは無関係に初めからmalignant melanoma in situとして発生してくるという考え方もある。本稿では, 悪性黒色腫と色素細胞母斑の関係を詳しく検討した上で, 悪性黒色腫の大多数がde novoに生じてくるという筆者らの考え方を記載した。
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