皮膚
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おむつに関するアンケート調査第2報
母親の手荒れと紙おむつの現状
松永 佳世子大岩 久美子請井 智香子早川 律子正橋 鉄夫松本 義也伊藤 富士子辻 麻里安積 輝夫戸谷 良造
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1984 年 26 巻 5 号 p. 1016-1022

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抄録
今回第2報として1, 778名の乳児保育者の手荒れの状態とその解決策の一手段となり得る紙おもつの現状につきまとめ報告した。7月現在手が荒れていると答えた母親は25.3%であったが, 出産後手荒れがひどくなったものは55.5%であった。紙おむつを常時使用している乳児は1.1%で少ないが, 全く使用しない乳児は12.9%で, 他のものは, 外出時, 夜間に使用していた。紙おもつは価格が高すぎる (57.0%), むれやすい (31.7%), かぶれやすい (31.4%) との意見が多い反面, 衛生的 (18.1%), 外出時便利 (84.1%), 特にむれない (10.8%), とくにかぶれない (15.7) などの意見が存在した。紙おむつ常時使用者のおむつかぶれの頻度は特に高くなかった。
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© 日本皮膚科学会大阪地方会
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