奈良県立医科大学皮膚科学教室
1992 年 34 巻 3 号 p. 290-295
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1歳7カ月時に発症し, 約3カ月間の入院加療により寛解したが, 約17年後に再燃をきたした汎発性膿疱性乾癬の小児発症例を報告した。発症時にはステロイド剤等の治療法に対して抵抗性を示したが, 再燃時にはエトレチナートとコルヒチンの併用により皮疹の比較的速やかな改善を認めた。長期間にわたり観察された膿疱性乾癬の小児期発症例の報告は少なく, 本症の予後を検討するうえで興味ある症例と考えられた。
皮膚の科学
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