近畿大学医学部皮膚科学教室
1996 年 38 巻 2 号 p. 238-242
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61歳, 男性。生下時より存在した脱毛局面が急激に腫瘤形成し, 出血, 悪臭を伴うようになった。腫瘍辺縁より3cm離して切除した。病理組織学的に悪性毛根鞘腫と診断した。抗サイトケラチンモノクローナル抗体 (PKK2, PKK3, 34βEl2, 34βB4, TYHF-1) で組織染色を行い, 外毛根鞘細胞と反応する34βE12, TYHF-1が陽性となり, 自験例の起源が外毛根鞘細胞であることを示した。
皮膚の科学
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