市立堺病院皮膚科
1996 年 38 巻 6 号 p. 576-580
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キダチアロエ粒摂取により生じた汎発性湿疹の症例を報告した。患者は57歳, 女性で10年間にわたってキダチアロエ粒を毎日3粒内服していた。6年前から全身に痒みを伴って紅斑を散在性に生じ, 各種医治を受けるも治癒しなかった。キダチアロエ粒を中止し, 発疹は軽快した。キダチアロエ粒を再摂取させたところ発疹が誘発され, キダチアロエによる発疹と確定した。発疹の原因の検索が重要であることを示す例と考え報告した。
皮膚の科学
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