広島大学理学部
徳山女子短期大学
2001 年 103 巻 1 号 p. A84-A88
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すぐ前の講演で報告があったように、我々はマルチチェインモデルに基く相対論的なイベントジェネレーターURASiMAを改良し、ハドロン相互作用のエネルギースケールの範囲で詳細平衡を満足させることに成功した。これにより、箱に入れて周期的境界条件を課した系に対して分子動力学的な計算を行うことによって、有限温度・有限密度のハドロン物質の様々な統計力学的性質を調べることが可能となった。ここでは、輸送係数の計算例としてバリオン拡散係数と電荷拡散係数を議論する。
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