素粒子論研究
Online ISSN : 2433-2895
Print ISSN : 0371-1838
Anomalous U(1)はどこまで有効か? : Realistic GUTの構築に向けて(第6回新潟・山形合宿,地域スクール報告)
坂東 昌子
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2002 年 105 巻 6 号 p. F24-F44

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抄録

これは、2001年11月に行われた新潟山形合宿でお話ししたものの中から、特にこれから有望であると思われる個所に重点をおいてまとめたものです。この2年間、いろいろな方向からニュートリノ、世代の起源、統一模型等の問題を考えてきました。なかでも、「ニュートリノはGUTに何を要求しているか?」というシリーズの研究会を4回もち、そのたびに沢山のかたがたとの交流の中から、だんだんはっきりしてきたことがいくつかあります。また、このまとめをかくに際して、今までの仕事をもう一度点検してみると、見えてきたこともあります。それをお話しして、GUTを志す人たちと問題を共有できれば大変うれしいと思っています。もっとも私の認識はまだまだ浅く、今回勉強してみて、「これだけの蓄積があったのか」と驚きました。で、このレポートのすきま(だらけかな?)を埋めてくださる方があらわれたら、これにこした喜びはありません。

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© 2002 著者
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