An analysis of the spectral function on finite temperature lattices

抄録

格子QCDを用いた有限温度場でのメソンの相関関数からスペクトル関数の情報を取り出す手法と、そこから得られた結果について報告する。非等方格子を用いる事によって、より大きな虚時間方向の自由度の下でのメソンの相関関数を計算し、それに対して最大エントロピー法とconstrained curve fitを組み合わせることによって、より信頼できるスペクトル関数に関する情報を引き出す事を試みる。また、そこから得られた結果に対する信頼性に関する議論をおこなう。