京都大学高等教育研究開発推進センター
2009 年 117 巻 4 号 p. D94-D101
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本報告では研究する力をはぐくむ情報教育における可視化技術の役割について述べる.優れた研究者を育成するための仮説検証形の学習では,あるべき姿と現実とのギャップとして認識できる問題の発見を効果的に促す場の構築が重要である.あるべき姿を研究の対象となる現象モデルのシミュレーション結果,そして現実を現状の観察結果と考え,これらを可視化することにより,問題解決に資する仮説の発想につなげるひとつながりのループをうまく形成することが次世代の情報教育に求められる.
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