素粒子論研究
Online ISSN : 2433-2895
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超高エネルギー現象 : 5.カスケード・シャワーを用いた高エネルギーの測定の方法
藤本 陽一
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1956 年 12 巻 1 号 p. 35-44

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抄録
2月に基研で開かれた"高エネルギー"研究会で,高エネルギーを測る方法の一つとしてカスケード・シャワーを用いることが討論されたその内容である。前半は,ふつうのカスケード・シャワーのエネルギー測定について原理的な問題がとりあげられる.後半は,1つのπ°から出た2つのγ線がつくるシャワーをどの様にしたら分離出来るかについて討論した.その結果,エマルジョン・チェンバーが普通のエマルジョン・スタックよりも優れていることが示される.
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© 1956 著者
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