抄録
全てのGreen函数(vertex)を総体として捉えるeffective action Γの基本的重要性を強調する。この観点から,くり込み理論を捉え直すと,質量に依らないくり込みの自然さが理解され,それを使ってsymmetry brokenな理論もsymmetric理論でくり込む事が出来る事を示す。更にこの場合の"改善されたくり込み群方程式"と,一般化されたCallan-Symmanzikの∞個の方程式のsetとの関係が明らかにされる。有限温度の場合も対応させつつ,Γの意味を明確にする。摂動の任意のorderで,有限温度の理論も,絶対零度(通常の場の理論)のcounter termでくり込み出来る事が証明される。Γのゲージ依存性も明らかにされる。最後に,いくつかモデルで, spontaneous symmetry breakdown, spontaneous mass generation, dimensional transmutationを,Γを使って議論する。この中でnonlocalなゲージ固定条件が実際例でうまく働く事も示される。