抄録
最近といっても過去20年位の間, Generalized Ward relationがいろいろと使われて来た。通常の場の場論に於いては,個々の場合について, T-productの性質と,カノニカル変換関係の性質を用いて,その様な関係が導かれるのが普通であり,一方, path integralの方法においては,積分変数を変えても,定積分の価は変らないという性質を用いて,同様の関係が導かれている。この小論では,正統的な場の理論において, equal-timeのカノニカル変換をあらわす式を, T-product又はR-productの形で書くと正に, Generalized Ward relationが一般的に導ける事を示す。従ってGWRのvalidityは,カノニカル変換論のそれと全く同一である事がわかる。いろいろと応用を議論するときりがないから,ここではそれをやらないで,単にGWRとカノニカル変換論の関係を指摘するにとどめる。