1983 年 66 巻 5 号 p. 346-369
弱・電磁相互作用の高次効果をPure leptonic processes ν_μe→ν_μe,ν^^-_μe→ν^^-_μe,ν_μe→μν_e及びμ→eν_μν^^-_eにおいて1-loop近似の範囲で調べる。はじめにRenormalization calculationの進め方について一般的な立場から整理し,我々の採用するscheme(On-shell renormalization)について説明する。実際の1-loop correctionの計算はdimensional regularizationを用い'tHooft-Feynman gaugeにおいて実行され,結果に対してanalyticな式が与えられる。Independent parametersの値を決めるinput dataとしては3通りのsetを用い,それぞれの場合について数値結果を求める。これからweak correction(QEDを除くpart)は意外に大きく重要であることがわかる。この結果についての簡潔な解釈の方法も示される。