京大基研
1990 年 81 巻 5 号 p. 315-327
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Schwingerの「測定の代数」を発展させ,量子力学的観測の論理的内容を記号的方法によって定式化する。完全測定の場合,測定と状態収縮とは同義であること,波動関数の確率解釈は変換理論の中から導き出されるので,独立の基本仮定とする必要のないこと,さらに量子力学における確率概念としては通常の統計的(あるいは古典的)確率のみで十分であること等が示される。
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