素粒子論研究
Online ISSN : 2433-2895
Print ISSN : 0371-1838
The Large Lepton Flavor Mixing and The Neutrino Mass
岡村 直利
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1999 年 98 巻 5 号 p. E104-E107

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抄録

最近のSuperkamiokandeの実験結果はν_μとν_γとの間で大きな混合が起きている事を示唆している。本研究において、我々はこの二つのneutrinoの間の混合角と質量との関係について繰り込み群解析を行なった。解析の結果、ν_μ,ν_γ共に0.1eV程度の質量を持つ時には高エネルギスケールでの混合角は小さく、繰り込み群の効果で大きな混合角が実現される事が解った。

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© 1999 著者
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